加水分解シルクの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

加水分解シルク

学名 HYDROLYZED SILK
用途・効果 保湿効果、抗酸化作用
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、入浴剤

加水分解シルクとは?

シルクに含まれるフィブロインというタンパク質を加水分解してできる成分です。
フィブロインはグリシン、アラニン、セリン、チロシンなど10種類以上のアミノ酸を含んでいます。
主成分のグリシンやアラニンは天然保湿因子やコラーゲンを作る素となり、セリンは髪のタンパク質を構成する成分の一つです。
抗酸化作用や保湿、放湿、抗菌作用などがあることから、古くから衣服に使用されてきました。
非常に肌になじみやすいことから、手術の縫合糸にも使用されています。

フィブロインはアミノ酸が1本の鎖状につながっており、そのため分子量が35~37万と非常に大きくなっています。
そのままでは化粧品にしてもあまり効果が望めないとして、開発されたのが加水分解シルクです。
現在はサプリメントなどにも使用され、非常に吸収が良くなっています。

加水分解シルクの安全性は?

フィブロインは生体親和性が非常に高いため、経口摂取でも塗布でも非常に安全性が高いとされています。
しかしシルクは動物性タンパク質ですから、アレルギーを発症する場合があります。

なお、ラウロイル加水分解シルクNaという成分があり、これはアニオン界面活性剤です。
低刺激性ですが、皮膚に刺激を与える可能性があります。

加水分解シルクの役割は?

天然保湿因子の成分であり、紫外線を守る働きもあることから、肌の状態を整えエイジングケアもできます。
さらに髪のタンパク質と似た構造を持つためなじみがよく、ツヤを与えるだけでなく補修作用も持ち、ハリやコシの向上が期待できます。
吸湿性があり吸着性も高いので保湿効果が期待でき、肌や髪のうるおいを長時間保ちます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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