クチナシ染料の成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > クチナシ染料

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

クチナシ染料

学名 FLORIDA EXTRACT
用途・効果 着色料として
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、ファンデーション、パウダー、リップグロス、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、入浴剤

クチナシ染料とは?

クチナシはアカネ科クチナシ属の低木で、東アジアを中心に日本でも静岡県以西で栽培されています。
そのオレンジ色の実から採れるのが黄色の染料で、ニンジンなどに含まれるカロテノイドの一種クロシンという色素です。
また、クチナシの実をタンパク質分解物と酵素で作るのが青色や赤色の染料で、三原色が揃うことからすべての色を作り出すことができます。
ほかにも植物から採れる色素はありますが、耐熱性がなかったりpHによって使用ができなかったりするため、クチナシ染料の安定性が注目されています。

クチナシ染料の安全性は?

クチナシの果実は古くから山梔子(さんしし)の名前で漢方薬として使用されてきました。
しかし3年以上山梔子を服用すると、腸間膜静脈硬化症を発症する危険性があることがわかっています。
またゲニポサイド(ゲニポシド)という成分で、下痢などを引き起こす可能性があるとされています。

染料として使用した場合、そのような作用やアレルギーが起こる可能性はほとんどありませんが、植物アレルギーがある場合は一応パッチテストで確認しましょう。

クチナシ染料の役割は?

天然の着色料として、化粧品のイメージに沿った色をつけるために使用されます。
また、カラートリートメントに天然色素として配合されています。
しかし特に黄色は光や酸に弱く安定しないことや、これのみでは定着力がないことから、HC染料や塩基性染料に深みを与えるために使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認