ラノリンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ラノリン

学名 Lanolin
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアカラー

ラノリンとは?

ラノリンとは羊毛に付着しているワックス(ウールグリース)を精製したものです。
カットされた羊毛を洗浄する過程で採れるもので、非常に高い抱水力があります。
ラノリンは非常に脂肪に近いのですが、脂肪酸のグリセリドを含んでいないため、脂質とは違います。
しかし皮脂に近いため肌を保護する作用に優れ、羊毛を刈る作業人の手はいつもスベスベだといわれます。
これは主成分のコレステロールの働きによるもので、抱水性が高く、しかも皮膚への吸着性が高いという特徴があります。

ラノリンの安全性は?

ラノリンには未精製、精製、吸着精製があり、未精製のものは非常に臭いや不純物が多いです。
精製されたものは透明度が増し臭いもなくなりますが、ラノリンアルコールなどが残留しているため、アレルギーの原因となることが知られています。
そのため、そういった不純物を極力排除したのが吸着精製ラノリンで、成分表に「脂肪酸(C10-30)(コレステリル/ラノステリル)」「脂肪酸(C10-30)(コレステリル/ラノステロール)エステルズ」と書かれていれば安心です。

また、羊の生育のために寄生虫を駆除する薬剤が使用されますが、ラノリンの精製過程で完全に取り除かれるとしています。
しかし羊肉や羊毛がアレルゲンになる場合もありますので、心配な場合はパッチテストをすることをお勧めします。

ラノリンの役割は?

ラノリンは浸透性に優れ、角質層にまで浸透することで水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
自然にさらされて生育した羊を守るための成分なので、非常に保湿作用が強いのです。
乳化作用があるため、クリームや乳液、リキッドファンデーションに配合されます。
また髪の毛にも浸透し、ダメージヘアを保護し乾燥を防ぐ働きがあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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