マツエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

マツエキス

学名 PINUS SYLVESTRIS CONE EXTRACT
用途・効果 収れん、消炎、保湿、皮膚の再生効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、顔用日焼け止め、ファンデーション、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

マツエキスとは?

マツ科セイヨウアカマツの球果から採れるエキスで、最近になって「セイヨウアカマツ球果エキス」と正式名称が変わっています。
セイヨウアカマツ葉油と違い球果のみを水、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコールなどで抽出し、精製したエキスです。
フラボノイドのケルセチン(クェルセチン)やアミノ酸、多糖類を含んでいます。
ケルセチンは玉ねぎなどに多く含まれる成分で、抗炎症作用、抗酸化作用、血圧降下作用、血管拡張作用などがあり、さらに解毒酵素の増殖を助けることで身体を健康に保つ働きがあります。

化粧品に使用される場合は、保湿、消炎、収れん、抗酸化作用が期待できます。

マツエキスの安全性は?

セイヨウアカマツの球果に含まれる精油は刺激性が強いといわれており、エキスにも含まれることから、敏感な場合や炎症を起こしている時には使用を控えたほうが良いでしょう。

なお、ケルセチンには薬物相互作用があり、ある種の薬物の効果を阻害したり増強したりする働きがあります。
化粧品として使用する場合はほぼ問題はないと考えられますが、薬を服用している場合は一応医師に確認したほうが安心です。

マツエキスの役割は?

充血を緩和し、消炎作用があるので、日焼けやニキビで赤くなった肌を落ち着かせる効果が期待できます。
また収れん作用や血行促進、皮膚再生作用があるので、年齢肌や血行不良による新陳代謝力が低下した肌を元気にしてくれます。
育毛剤に配合されることもあり、清浄作用や保湿作用、血行促進作用による頭皮環境の改善が望めます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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