尿素の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

尿素

学名 UREA
用途・効果 保湿作用、皮膚の再生
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 クリーム、ハンドクリーム、ローション、美白クリーム、UVケア製品、石けん、ファンデーション、アイライナー、シャンプー、ひげそり用ローション

尿素とは?

角質層に含まれている天然保湿成分の一種です。
その名の通り尿のほか血液や体液に含まれる成分で、最初に尿から発見されたことからこの名称がつけられています。
製品に配合されているものは科学的に合成されたもので、世界で初めて化学合成された有機化合物としても有名な素材です。
保湿、湿潤剤、保水剤として用いられるほか、殺菌作用、細胞賦活作用があることから、傷を治療する上でも役立てられています。
これらの効果から肌荒れを改善させる上で効果的な素材として、スキンケア製品やヘアケア製品のほか、医薬品などの様々な商品に配合される成分となっています。

尿素の安全性は?

私たちの身体に備わる成分のひとつですので、毒性の心配もなく安心して用いることができると考えられます。
ただし、肌荒れの改善を目的として使用したい場合(例えばハンドクリームなど)には、その濃度には注意した方がよいでしょう。
個人の肌の状態や荒れ具合にもよりますが、効果的な成分である分、濃度が上がることで刺激も強く感じる可能性があります。

尿素の役割は?

たんぱく質を分解する働きがある素材ですので、古い角質のケラチン(たんぱく質)を分解することで肌を再生させることができます。
このことから肌が柔軟性を取り戻すことやターンオーバーが促進されることに期待がもてる素材として、化粧品やクリーム、ハンドクリームといったスキンケア製品に幅広く用いられています。
また保湿効果にも期待がもてることから、シャンプーや白髪染めといったヘアケア製品でも活躍する素材のひとつとなっているでしょう。
毒性もなく安全性も高い成分と言えますが、肌荒れなどの改善を目的として使用する場合には、例えば角質の状態が固くざらざらとした手触りになってしまっているなど、肌が極端な状態にある時にのみ一定期間用いることが望ましいとも考えられています。
特に、健康的な状態にあると考えられる比較的若い年齢層の方々が使用する場合には注意が必要と言えるでしょう。
深刻な肌荒れなどのトラブルを抱えていない場合などは、いきなり尿素に頼るのではなく、まずは尿素に代わる成分でケアをすることをお勧めします。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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