オレス-30の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オレス-30

学名 OLETH-30
用途・効果 界面活性剤、乳化剤、分散剤、帯電防止剤
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 美容液、ボディスクラブ、ハンドクリーム、ヘアカラートリートメント

オレス-30とは?

ポリオキシエチレンオレイルエーテルともいい、オレイルアルコールのポリエチレングリコールエーテルで、ノニオン(非イオン)界面活性剤の一種です。
オレイルアルコールはマッコウクジラやツチクジラの油から採れる脂肪族の不飽和高級アルコールです。
しかし現在は捕鯨が禁止されたことにより、ホホバやココナッツオイルなどから抽出されたり、石油原料から作られたりしています。
界面活性剤の原料となるほか、1つの分子に親水基と親油基があるため、自身もノニオン界面活性剤として作用します。
オレスの後の数字は酸化エチレンのモル数で、数字が大きいほど水になじみやすくなりますが、現在オレス-110まであるので、オレス-30は若干親水性の点で弱いです。
化学的に安定しており、品質を長期間保持することができます。

オレス-30の安全性は?

平成12年9月から16年3月までの3年半の間に、東京都消費生活センターにオレス-2、-5、-10が配合されたメイク落としで、目の痛みやかすみなどの症状を訴えたケースが6件ありました。
特にオレス-2の製品はメーカーにも27件のクレームがあり、ほぼ通院したという結果が出ています。
この製品は輸入品であり、またこれらの界面活性剤で他の部分に問題が出たという報告はありませんでした。
ですからオレス系に問題があるとは言い切れませんが、できるだけ目の回りに使用するものは避けたほうが安心です。

オレス-30の役割は?

洗浄剤として使用されることもありますが、ノニオン系は洗浄力はそれほどなく、他の洗浄成分の補助として働きます。
乳化と分散作用に優れていることから、美容液やハンドクリームに使用されたり、カラー剤や有効成分を均等にするためにヘアカラートリートメントなどに配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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