オレンジエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オレンジエキス

学名 Citrus Aurantium Dulcis (Orange) Fruit Extract
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、ボディソープ、化粧水、美容液、パック、ゴマージュ、ピーリング、口紅

オレンジエキスとは?

オレンジは中国やインドが原産のミカン科の植物で、スイートオレンジとビターオレンジがあり、オレンジエキスはビターオレンジから採れます。
オレンジの果実を圧搾したものか、それにグリセリンを加えるか、プロピレングリコールで抽出してエキスにしたものです。
そのほかに、オレンジから生成されるものにはオレンジの花を水蒸気で蒸留して採れる「オレンジフラワー水」や、オレンジの果皮から採れる「オレンジ油」があります。

フルーツ酸やフラボノイド、ビタミンC、ミネラル、リモネンなどを含んでおり、保湿・ピーリング、収れん作用があります。
この作用はオレンジフラワー水も同じです。

オレンジ油は果皮のみから採れる芳香成分のオイルで、保湿、脂肪分解、抗菌、殺菌、美白作用があり、柑橘系の爽やかな香りで香料としてもよく使用されます。
なお、オレンジの花からはネロリ油が、葉からはプチグレン油が採れます。

オレンジエキスの安全性は?

日本ではオレンジはあまり生産しておらず、輸入しているオレンジはアメリカ、南アフリカ、オーストラリアからのものがほとんどです。
また、果汁はブラジル、アメリカ、メキシコからが多く、どうしても海外からのものは農薬や防カビ剤が使用されていたり、濃縮還元の形で輸入されたりするものが多いため、安全性に不安が残ります。

また、ビターオレンジには光毒性があり、肌が弱い場合、炎症を起こすことがあります。
オレンジ油は粘膜に使用する場合1.0%までと決まっており、果皮がアレルゲンとなる場合もありますので、肌の弱い人は使用を控えましょう。

オレンジエキスの役割は?

オレンジエキスは高い保湿作用や収れん作用があるので、肌を柔らかく滑らかにし、毛穴を引き締めてくれます。
またオレンジの香りにはストレスの緩和やリラックス作用があるため、顔や全身のソープ、化粧水、パックなどにもよく使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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