PEG-11メチルエーテルジメチコンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

PEG-11メチルエーテルジメチコン(別名:ポリエチレングリコール-11メチルエーテルジメチコン)

学名 PEG-11 Methyl Ether Dimethicone
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

PEG-11メチルエーテルジメチコンとは?

PEG-11メチルエーテルジメチコンは、界面活性作用のあるシリコーンです。
ポリエチレングリコール(PEG)はエチレングリコールが重合した高分子化合物で、タンパク質の水溶性を高める作用があります。
「11」という数字はモル数で、少ないほどオイルに近くなります。
これまではPEG-10が主流でしたが、さらに水に近くさらっとしたものがPEG-11です。

ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤で、乳化剤や感触改良剤として配合されます。
親水性のある成分と疎水性のジメチルシリコーンを合わせることででき、水溶性という特徴を持っています。
他の成分との親和性が高いため、乳化剤として多くの化粧品に配合されています。
また皮膜を形成するところから、保湿剤として使われることも多くあります。

PEG-11メチルエーテルジメチコンの安全性は?

シリコーンはそのコーティング作用から医薬品にも使用されている成分です。
しかしコーティング作用が強い分、肌の代謝の妨げになる危険性があります。
合成界面活性剤にも同様の作用があり、長期間使用することでタンパク質が溶け、角質層に悪影響を及ぼします。

ですから、メイクアップ製品であれば毎日落としますから問題は少ないのですが、基礎化粧品に配合されると肌の自然なターンオーバーを妨げてしまう危険性があると考えられ、できるだけ避けたい成分です。

PEG-11メチルエーテルジメチコンの役割は?

水分と油分を均一に混ぜる作用があるため、べたつきが少なく流動性の良いクリームによく配合されます。
また、油性なのでメイクアップ商品を溶かしてくれるため、クレンジング剤に使用されています。
撥水効果があることから日焼け止めに使用され、ヘアトリートメントに配合すると滑らかで指通りをよくしてくれます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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