PEG-9Mの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

PEG-9M(別名:ポリエチレングリコール-9M)

学名 PEG-9M
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、美容液、保湿クリーム、パック、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、コンディショナー、スタイリング剤

PEG-9Mとは?

エチレングリコールの重合体で、石油由来の合成ポリマーの一種です。
乳化安定剤や結合剤、増粘剤としての作用があり、ポリウレタン樹脂系の接着剤原料としてよく使用されています。

PEGとはポリエチレングリコールのことで、揮発性がなく粘りのある成分で、分子量が200~600は液体、1000以上になると固体になります。
分子量によって溶解性が違いますが、医薬品や染料、樹脂などの可溶剤や潤滑剤として広く使用されています。

PEG-9Mも水溶液にすると粘性があり、化粧品には製品の安定性を高める乳化安定剤、皮膜の形成の際の調整剤、感触を良くするためなどに配合されています。
また、泡を安定させたり起泡性を高めたりするためにも使用されています。

PEG-9Mの安全性は?

合成ポリマーの一種ですが、PEG-9Mは高分子重合体なので分子間に隙間があり、網状または鎖状になっています。
そのため皮膚表面を完全に覆ってしまうことはなく、皮膚呼吸を妨げる作用はありません。
また、密着はしないので皮膚に雑菌が繁殖しやすくなる、といったこともありません。
しかし、肌が弱い人にとっては刺激となる可能性があるので、肌の状態を確かめながら使用しましょう。

PEG-9Mの役割は?

洗顔料やボディソープなどに配合し、泡立ちを良くする働きをします。
また、クリーム状の製品の成分を乳化し、安定性を高めるためにも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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