リン脂質の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

リン脂質

学名 Phospholipids
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント

リン脂質とは?

リンはミネラルの一種で、リンが炭水化物やタンパク質、脂質などと結合しているのがリン脂質です。
リン酸と脂肪酸、アルコールなどが化合してできた成分で、アルコールのグリセロールと化合したものとスフィンゴシンと化合したものがあります。
リン脂質にはいくつか種類があり、その中でもレシチン(ホスファチジルコリン)が良く知られています。
製造方法は、天然に存在しているものを抽出する方法として水産物の卵やイカから抽出、または大豆などから合成するものなどがあります。

細胞を覆う細胞膜を作ったり脂質の運搬をしたりする働きがあります。
親水性と疎水性(親油性)の両方の特徴を持つ、両親媒性の天然界面活性剤で、マヨネーズの水分と油分がきれいに混ざり乳化しているのはリン脂質の働きによるものです。

リン脂質の安全性は?

天然に存在する成分ですから、成分自体に毒性はありません。
しかし製造過程で水産物や大豆を使用することが多いため、それに対してアレルギーがある場合、反応が出てしまうことがあります。

リン脂質の役割は?

乳化剤、酸化防止剤、湿潤剤、安定剤などとして添加されます。
水分と油分を乳化し、肌への浸透をよくする作用があることから、多くの化粧品に配合されています。
水分と皮脂をなじませるエモリエント作用が高いので、肌に皮脂膜を作ったり髪の表面を覆ったりして水分が逃げないようにします。
リン脂質が不足すると肌が乾燥するばかりでなく、新陳代謝も悪くなりシワやたるみの原因となるため、毎日のケアで補うことが良いとされています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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