ジオレイン酸ポリグリセリルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ジオレイン酸ポリグリセリル

学名 Polyglyceryl Dioleate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 クレンジング、乳液、美容液、ハンドケア、ファンデーション、ヘアカラートリートメント

ジオレイン酸ポリグリセリルとは?

ヤシ油などのオレイン酸とグリセリンからできる界面活性剤で、ジオレイン酸ポリグリセリル-2、-5、-6、-10などがあります。
ノニオン(非イオン)界面活性剤で、乳化剤や洗浄剤として働きます。

界面活性剤は一つの分子内に親水基と親油基を合わせ持った構造をしています。
界面とは表面のことで、界面活性剤は水分の表面に働く張力を低下させ、油分となじませる働きをします。
濃度が薄い場合は主に表面に集まるという特性があり、逆に濃度が濃くなると全体に分散し、安定性が高くなります。

ノニオン界面活性剤は水に溶けた時にイオン化せず、水の性質の影響をあまり受けません。
また乳化・分散性や洗浄性、浸透性といった界面活性剤の特徴をすべて備えており、最近は衣料用洗剤のほかクレンジング剤にも使用されています。

ジオレイン酸ポリグリセリルの安全性は?

ジオレイン酸ポリグリセリルは非イオン界面活性剤で、界面活性剤の中では刺激が一番弱く、毒性もほとんどありません。
刺激というのはイオン性によって起こるものなので、イオン化しない非イオン界面活性剤は肌にやさしく、また吸着力も弱めですから、皮膚に残りにくいのです。
しかし皮膚が敏感な方は、刺激を感じたり炎症を起こしたりする危険性がないとはいえませんので、なるべく使用は控えましょう。

ジオレイン酸ポリグリセリルの役割は?

メイクアップ化粧品を乳化し落としやすくするために、ほとんどの場合クレンジング剤に配合されています。
ただ、刺激が弱い分しっかりメイクしていると落ちにくいので、主にマイルド系に使用されています。
乳液やリキッドファンデーションにも使用され、なめらかな使用感を与えます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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