オレイン酸ポリグリセリルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オレイン酸ポリグリセリル

学名 Polyglyceryl Oleate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、入浴剤

オレイン酸ポリグリセリルとは?

オレイン酸とグリセリンのエステルで、ノニオン(非イオン)界面活性剤の一種です。
オレイン酸ポリグリセリルには-2、-3、-4、-5、-6、-8、-10がありますが、この数字は分子量の違いで、基本的に作用は同じです。
オレイン酸はオリーブオイルなどに多く含まれる不飽和脂肪酸で、常温では液体状です。
グリセリンはソルビットやソルビトールなど植物の甘み成分です。
これら2つが結合してできたのがオレイン酸ポリグリセリルで、天然由来の界面活性剤として自然派化粧品などによく配合されています。
よく使用されているのが-2と-10で、親油性界面活性剤として成分を乳化したり、エモリエント作用で肌を柔軟にしたりする効果が期待できます。

オレイン酸ポリグリセリルの安全性は?

植物由来であるからといって、石油系界面活性剤と比べて刺激が弱いとは言い切れません。
ただし、メーカー側は安全性と低刺激性からこれら天然由来の界面活性剤を配合していますから、敏感肌でなければそれほど問題視する必要はありません。
特に天然由来のものは、肌のバリアゾーンを破壊する作用はないとされています。

しかし肌荒れを起こしている場合や既に炎症を起こしている肌に塗布すると刺激となり、ダメージがひどくなる危険性はありますので、肌の状態に合わせて使用しましょう。

オレイン酸ポリグリセリルの役割は?

植物由来なので石油系に比べて低刺激なことから、油剤としてメイクアップ製品に配合され、伸びを良くしたり肌への密着を高めたりする働きをします。
また穏やかな洗浄作用があるので、洗顔フォームやクレンジング剤、シャンプーなどにもよく配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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