ポリクオタニウムの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ポリクオタニウム

学名 POLYQUATERNIUM-10
用途・効果 帯電防止、髪のきしみ防止
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング、頭皮ケア、入浴剤

ポリクオタニウムとは?

現在ポリクオタニウム-1から-112まで存在し、それぞれ原料となる成分が違いますが、どれもカチオン(陽イオン)界面活性剤です。
最も多く使用されているのがポリクオタニウム-51で、そのほか-10、-61、-7の順に多く使用されています。
-51…2-メタクロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルとの重合体
-10…ヒドロキシエチルセルロースに塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加
-61…ステアリルメタクリレートの共重合体
-7…アクリル酸アミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドの重合体

-51やー61、-64、-65などは「リピジュア」と呼ばれる機能性成分で、合成ポリマーです。

ポリクオタニウムの安全性は?

リピジュアは細胞膜をモデルに開発された成分で、人工心臓やオーラルケアにも使用されていますから、安全性は高いと考えられます。
しかし合成ポリマーでありカチオン界面活性剤の一種ですから、皮膚への影響が心配な場合は使用を避けてください。

ポリクオタニウムの役割は?

ポリオクオタニウム-51には保湿、肌荒れ改善、皮膚保護、刺激緩和などの作用があります。
-64や-65は主にヘアケア製品に使用されることを想定に開発された成分で、分子内にアニオン基とカチオン基両方を持っており、ダメージヘアの保湿、うるおい、指通り改善作用があります。
-61は特にメイク・ヘアケア製品用で、保湿、エモリエント効果があります。
また、ポリオクオタニウム-7は起泡性が高く、薄い皮膜を作ることから髪を保護し、帯電を防止します。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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