ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル

学名 PPG-3 Benzyl Ether Myristate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 美容液、ボディケア、化粧下地、ファンデーション、コンディショナー、トリートメント、ヘアケア

ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテルとは?

ベンジルアルコールという芳香族アルコールをアルコキシル化したエステル油です。
石油由来の合成ポリマーで、エモリエント剤として使用されます。
シリコーンの代わりとして配合されることが多く、水分を保持ししっとりさせる効果があります。
薄い皮膜を作るので肌の凹凸が滑らかになります。
また、屈折率が高いので髪に光沢や輝きを与える効果があり、ヘアケア製品によく配合されます。

合成ポリマーは合成樹脂などをつないで高分子化したもので、化粧品に使用されるものはジェル化や乳化するために水溶性のものが多く、シリコーンより落ちやすくなっています。

ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテルの安全性は?

合成ポリマーで問題となるのは、皮膚に付着することで雑菌が増殖しやすくなることです。
また汗や皮脂の排出が抑えられてしまうため、皮膚の自然な作用を崩すことになり肌にダメージを与えてしまう危険性があります。
しかしポリマーはラップのように皮膚全体を覆う訳ではないので、皮膚に直接長時間使用するものを避ければ、それほど心配することはないでしょう。

ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテルの役割は?

べたつきが少なくサラッとした手触りで、髪を重くすることなくまとまりをよくしてくれます。
髪の表面に付着し、摩擦を抑えてくれるので髪のダメージを防ぎ、カラーリングした髪の色持ちをよくする作用もあります。
また屈折率が高いので、ヘアトリートメントやヘアケア剤に配合すると髪の表面にツヤを与えます。
ファンデーションに配合するとムラなく薄く伸ばすことができるので、薄付きで自然な感じを与えます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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