プロピルパラベンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

プロピルパラベン

学名 Propylparaben
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、入浴剤

プロピルパラベンとは?

パラベンの一種で、パラヒドロキシ安息香酸とプロパノールから作られる石油由来のエステルで、防腐剤の一つです。

配合量に規定があり、「パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩の合計量は100g中1.0gまで」となっています。
「パラオキシ安息香酸エステル」は食品添加物で、いわゆるパラベンの総称です。

パラベンには多くの種類がありますが、代表的なのが刺激が低い順にメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンで、1種類だけ配合されている場合もあれば、4種類すべて添加されているものもあります。
調査ではメチルパラベンはほぼすべての化粧品に配合されていますが、それ以外はまちまちです。
刺激が低いほど抗菌性も低くなるので、何種類かを配合したほうがトータル量を減らすことができます。

プロピルパラベンの安全性は?

パラベンは旧表示指定成分で、アレルギーを引き起こす危険性があります。
しかし配合量が100g中1.0gまでという規定に対し、上記4種類のパラベンを合計しても100g中0.3g以下だったことが2003年の調査でわかっていますから、それほど心配する必要はないでしょう。
ただし、ヨーロッパではプロピルパラベンとブチルパラベンに対してもっと厳しい配合量規制があるので、多少なりとも刺激があることは事実です。

プロピルパラベンの役割は?

防腐剤として非常に多くの化粧品に配合されています。
防腐剤は、化粧品製造中に入り込む細菌やカビを滅菌するために配合されます。
また製品開封後、空気や手に必ず存在する雑菌が製品についても増殖しないためにも、必要不可欠なものです。
パラベン不使用を謳っている化粧品でも、必ず別の防腐剤が配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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