ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド

学名 Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ネイルカラー、まつ毛美容液アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、ヘアカラートリートメント

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドとは?

別名を「ピディオキシジル」といい、主に男性用育毛剤に使用されている成分です。

元々、高血圧治療薬として開発されたミノキシジルという薬がありましたが、副作用として発毛効果があることがわかり、「リアップ」として販売されるようになりました。
しかしミノキシジルには本来の血圧降下作用に加えアレルギー、性欲減退などの副作用があり、そこで開発されたのがピディオキシジル(ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド)です。
ミノキシジルの分子構造を少し変えることで副作用を抑え、育毛作用はミノキシジルと同等、しかも吸収されやすいという特徴があります。

しかし発毛には血行促進が必要で、ミノキシジルの血圧降下作用が大きく関わっていたため、その作用がなくなったものでは発毛効果が薄れ、単独では発毛に至らないケースもままあるようです。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの安全性は?

ミノキシジルの副作用をなくすために開発された成分ですから、安全性は高いと考えてよいでしょう。

しかし男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンが大きく関わっていますが、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドには男性ホルモンに作用する働きはありません。
そのため女性の薄毛には効きやすいのですが、男性の場合は効果が出にくいかもしれません。

ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの役割は?

頭皮の血行促進作用により、発毛・育毛に必要な栄養が届きやすくなります。
また毛母細胞を活性化するためヘアサイクルが正常になり、現在生えている髪を太く抜けにくくし、新しい髪を生み出す力をアップさせる効果が期待できます。
その作用はまつ毛美容液に生かされ、この成分を配合した製品の高い効果が評判になりました。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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