白髪染め・カラートリートメントの成分解説
サボンソウエキス
学名 | SAPONARIA OFFICINALIS LEAF/ROOT EXTRACT |
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用途・効果 | 浄化作用 |
安全性 | B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、リップグロス、アイライナー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント |
サボンソウエキスとは?
サボンソウはナデシコ科サボンソウ属の植物で、ヨーロッパや中央アジアが原産ですが、現在は日本でも多く見られます。
サボンソウのサボンは石鹸という意味で、その名の通り根茎にはサポニンが4%ほど含まれており、起泡性と洗浄力があります。
ヨーロッパでは古くから薬草としても使用され、根には収れん作用や利尿作用があることが知られていましたし、石鹸としても使われていました。
根茎を乾燥させたものには去痰作用や皮膚炎の改善作用があり、これを煎じて毎日飲むと良いといわれています。
サポニンは水と油両方になじむ作用があるため、サボンソウエキスは天然の界面活性剤といえます。
サボンソウエキスの安全性は?
サポニンには赤血球を破壊する作用があるといわれますが、皮膚につける程度ではそのような問題が起きたという報告はありません。
しかし、サボンソウを洗浄作用のために使用するには大量必要なので、多くの場合合成界面活性剤が同時に配合されています。
洗浄剤にサボンソウエキスが配合されている場合は、成分表をよく確認しましょう。
サボンソウエキスの役割は?
高い泡立ちと滅菌性があることから、毛穴につまっている皮脂や汚れを落とす作用があり、肌を傷めずに角質を取り去る目的で洗浄剤に配合されています。
保湿作用もあるので、基礎化粧品に使用することで肌の皮脂とうまくなじみ、浸透力を高める助けとなります。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。