ラウレス-4酢酸Naの成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > ラウレス-4酢酸Na

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ラウレス-4酢酸Na

学名 Sodium Laureth-4 Carboxylate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

ラウレス-4酢酸Naとは?

「ラウレス-4カルボン酸Na」や「ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム」ともいい、植物由来のアルコールと酢酸で合成された石鹸系洗浄成分で、弱酸性です。
アニオン(陰イオン)界面活性剤で、数字は分子量の大きさを表しており、ほかに-3、-5、-6などがあります。
分子量が大きいほど刺激は弱くなり、これはちょうど中間レベルです。

通常石鹸はアルカリ性で、肌が弱酸性なので刺激が強いといわれますが、ラウレス-4酢酸Naは酢酸を配合しているので弱酸性になり、肌への刺激が抑えられています。
界面活性剤の一種なので洗浄力もあり、アミノ酸系より肌への吸着力が弱いため洗浄後肌に残りにくいという特徴があります。

アニオン界面活性剤は皮脂やほこり、スタイリング剤など陽イオンを帯びているものに付着するという性質があるため、洗顔フォームやシャンプーに配合されています。
水質を問わず使用できるので、多くの国で使用されている成分です。

ラウレス-4酢酸Naの安全性は?

「ラウレス」というとラウレス硫酸ナトリウムを想像してしまいますが、それとは全く別物で、肌にも髪のタンパク質にもはるかに刺激は弱くなっています。
洗い流しやすい成分なので普通肌ならよくすすげばそれほど心配する必要はありません。
しかし脱脂力は高めなので、乾燥肌の人には向きません。
また皮膚炎やアレルギーの報告が若干ありますので、肌の弱い人やアレルギーの人は注意してください。

ラウレス-4酢酸Naの役割は?

刺激は弱く泡立ちが安定しているので、シャンプーや洗顔料などの基材として使用されます。
水に溶けない成分を乳化する働きがあるので成分を安定させ、さらに頭皮や皮膚の皮脂やほこりなどを浮き上がらせる作用があります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認