トリオレイン酸ソルビタンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

トリオレイン酸ソルビタン

学名 Sorbitan Trioleate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 クレンジング、乳液、美容液、顔用日焼け止め、ネイルケア、ネイルカラー、ファンデーション、チーク、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、ヘアカラートリートメント、ヘアスタイリング剤

トリオレイン酸ソルビタンとは?

オレイン酸と無水ソルビタールとのトリエステルで、食品衛生法の指定添加物になっているソルビタン脂肪酸エステルの一つで、ノニオン(非イオン)界面活性剤です。
植物成長調整剤、つまり農薬の一種として使われています。
成長関連因子のエチレン放出量を減少させることで雄花芽の成長を止め、枯死させます。

医薬品や化粧品には乳化調整や油分の分散を安定化させたり、消泡剤として製品の製造過程に出る気泡を抑えたりするために添加されます。
乳化力はそれほど強くありませんが、低刺激なので溶剤として化粧品などに使用されます。

トリオレイン酸ソルビタンの安全性は?

オレイン酸という天然由来の界面活性剤で、ノニオン系なので比較的安全性は高いとされています。
また、農薬といっても水産動植物への影響は極めて少ないことが、平成28年の中央環境審議会で認められています。
とはいえ合成界面活性剤で肌への悪影響がゼロではありませんから、できれば使用は控えたい成分です。

トリオレイン酸ソルビタンの役割は?

乳化力はそれほど強くないので、油分や油分に溶けやすくするための補助剤となったり、粉末を油分に分散させたりする成分として、乳液やクリーム、ファンデーションなどに使用されています。
油分が水分を囲む形(W/O乳化)なので水分や水性成分が逃げにくくなりますが、その分少々油っぽさがあるので、乾燥肌やダメージヘアに使用するとしっとりして、まとまりが良くなります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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