ステアリン酸の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ステアリン酸

学名 Stearic Acid
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、入浴剤

ステアリン酸とは?

ステアリン酸は動物や植物に一番多く含まれている飽和脂肪酸です。
特に牛脂や大豆油、綿実油などに多く含まれており、ステアリン酸は長鎖脂肪酸に分類されます。
長鎖脂肪酸は体内で固まりやすいという特性があるため、摂取しすぎると肥満の原因となりますが、エネルギーの生成や血管障害による脳疾患の予防など、重要な働きがあります。

抽出されたステアリン酸はコーティング剤、乳化剤、増粘剤として医薬品、食品添加物、化粧品などに使用されています。
非常に酸化しづらく溶ける温度が高いという特徴から、石鹸やろうそくにも使われます。
また、高い抗酸化作用や保湿効果があるので、化粧品やヘアケア製品などにも多く配合されています。

ステアリン酸の安全性は?

飽和脂肪酸の一種ですから、ステアリン酸に危険性はないと考えてよいでしょう。
ただ食事で摂る場合は、エネルギーにならなかった分は皮下脂肪や内臓脂肪になってしまいますので、摂取量に注意しましょう。

なお、「ステアリン酸×××」という界面活性剤は多くありますが、「ステアリン酸」は脂肪酸で、界面活性剤ではありません。

ステアリン酸の役割は?

成分が天然油脂とロウなので親油性と親水性両方を持ち、天然の乳化剤として乳液やクリームの伸びや固さを調整し、安定性を向上させるために配合されます。
また、塗布することで水分も皮脂も逃さないため、肌の老化防止に利用されます。
抗菌作用もあるので、肌や頭皮を清潔に保つために配合されることもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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