ジステアリン酸スクロースの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ジステアリン酸スクロース

学名 Sucrose Distearate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、リップグロス、アイライナー、アイブロウ、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラートリートメント

ジステアリン酸スクロースとは?

飽和脂肪酸のステアリン酸とショ糖から作られるショ糖脂肪酸エステルで、非イオン界面活性剤です。
ほぼ同じ作用をするものにステアリン酸スクロースがありますが、違いはジステアリン酸スクロースが分子内に2個のエステル結合を持っていることで、より安定しています。
サトウキビやヤシ、ココナッツなど植物由来の飽和脂肪酸と、ブドウ糖と果糖が結合してできたスクロース(ショ糖)が成分で、植物由来です。
主に乳化剤として、油性原料と水溶性原料を混ぜるために添加されます。
皮膚に対しての刺激が少ないため、柔軟剤や保湿剤として化粧品に配合されています。

ジステアリン酸スクロースの安全性は?

非イオン界面活性剤は界面活性剤の中では比較的低刺激だといわれています。
また植物由来の界面活性剤というと、石油系とは違って安全だというイメージを受けますが、実際には成分を化学合成して製造されたものです。

また、数種類の植物を合わせたことで別の作用が出てくる危険性は避けられませんが、数十年といった長いスパンで観察された上で安全性が確認されたものはまだありません。
ジステアリン酸スクロースが刺激が少ないといっても、皮膚に浸透する作用がある以上、できるだけ避けたほうが皮膚の負担になりません。

ジステアリン酸スクロースの役割は?

エモリエント効果で、皮膚に柔軟さを与え、肌理を整える働きがあるので、基礎化粧品に配合されることが多いです。
また、ステアリン酸は抗酸化作用があるため、化粧下地や日焼け止めに配合すると紫外線による肌の劣化を食い止める作用が期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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