イオウの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

イオウ

学名 Sulfur
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、パウダー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

イオウとは?

イオウ(硫黄)はミネラルの一種で、体内に存在し摂取が必要とされている物質の一つです。
イオウの摂取量は定められていませんが、アミノ酸のシステイン、メチオニン、タウリンのほか、ビタミンB1やビオチンにも含まれています。
タンパク質を構成する重要な成分で、肌や髪、爪の材料となります。
またエネルギー代謝を促進し、善玉コレステロールを増やす働きを助けるため、不足すると健康を害します。

また、イオウは古くからニキビ治療薬として知られていました。
イオウには殺菌作用と角質柔軟作用、皮脂分泌抑制作用があるため、皮脂の分泌量を減らしてアクネ菌が繁殖しにくくすることで、ニキビの治療と予防効果があるのです。

イオウの安全性は?

イオウは医薬品成分です。
そのため、2006年にイオウは「粘膜に使用されない化粧品は100g中1.62g、粘膜に使用される場合は配合禁止」と決定されました。
これは皮膚を乾燥させる力が強いため、必要な水分や皮脂までなくなることで炎症を起こしたり、皮膚が必死になって皮脂を分泌させようとするためニキビが悪化したりする危険性があるからです。
そのため、乾燥肌の人が使用するのは避けるべきでしょう。

イオウの役割は?

有名なニキビ治療薬の多くに配合されているほど作用が強いので、脂性用の基礎化粧品に配合されることが多いです。
また、頭皮のフケを分解除去してくれることから、脂性肌用のフケ取りシャンプーなどにも使用されていますが、最近は頭皮の雑菌そのものを除去するジンクピリチオンなどの成分があるので、だんだん配合されなくなってきています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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