タイム油の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

タイム油

学名 Taimu Yu
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、シャンプー、カラートリートメント

タイム油とは?

タイムはシソ科イブキジャコウ属の総称で約350種あります。
その中でも特にコモンタイム(Thymus vulgaris:タチジャコウソウ)とワイルドタイム(Thymus serpyllum:ヨウシュイブキジャコウソウ)の葉と花から抽出されたもののことを、タイム油といいます。
原産はヨーロッパや北アフリカ、アジアで、同じ種でも生育地によって成分が大きく違い、ケモタイプと呼ばれる多くの種類に分かれています。

主な成分はリナロール、ゲラニオール、ツヤノール、チモール、パラシメン、カルバクロールなどで、殺菌・抗菌、収れん、抗酸化、抗炎症、鎮痛、幹細胞再生など多くの作用があります。

古くからハーブティーや香味料として利用されてきました。
殺菌力が強いことから保存料として肉料理などに使用されてきましたが、現在でもタイムはハーブの中で最も強い殺菌消毒作用があるとされています。

タイム油の安全性は?

タイム油は、肌に直接つけるより吸入による使用のほうが向いている精油です。
チモールやパラシメン、カルバクロールはフェノール系成分で、高い抗酸化作用があるのですが皮膚刺激が強く、また肝臓障害を引き起こす可能性があるといわれています。

成分のゲラニオールは婦人病に効果がありますが、通経作用があるため妊娠中に使用することは避けましょう。

タイム油の役割は?

非常に高い細菌・殺真菌作用があるので、頭皮の脂漏性皮膚炎によるフケやかゆみ、抜け毛などのケアに役立ちます。
収れん作用や抗炎症作用もあるので、ニキビケアにも効果が期待できます。

しかし皮膚刺激があるので、長期間塗布したままにしないことと、敏感肌の場合は必ずパッチテストを行なうことをお勧めします。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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