ワイルドタイムエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ワイルドタイムエキス

学名 Thymus Serpyllum Extract
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ファンデーション、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、パック、マニキュア、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント

ワイルドタイムエキスとは?

ヨーロッパや北西アジアが原産のシソ科の多年草です。
葉や茎から取り出した液をエタノールなどで抽出したエキスで、テルペン系の精油、タンニン、サポノサイドなどを含んでいます。

最近、ワイルドタイムエキスにプロフィラグリンやフィラグリンの産生を促進する作用があることがわかりました。
フィラグリンは塩基性タンパク質で、皮膚の角質層の産生を促進しバリア機能を向上させます。
プロフィラグリンはフィラグリンの前駆体で、角質層の形成時にフィラグリンに変化します。
皮膚のターンオーバーによって、最終的に天然保湿因子NMFに変化します。
角質層の正常な働きを維持するためにはフィラグリンが必要で、アトピー性皮膚炎患者にはフィラグリンの遺伝子に異常があることがわかっています。

ワイルドタイムエキスの安全性は?

天然の成分で、これまでにも消化器や呼吸器の疾病などに使用されてきたほか、痛み止めのパップ剤としても使われていますが、カルバクロールという刺激のある成分を含んでおり、日常的な使用は注意が必要です。
しかし保湿作用や抗菌作用が強いため、皮膚のケアには良いとされています。

ワイルドタイムエキスの役割は?

植物性エキスの中では最もフィラグリン産生促進効果があるとものの一つで、肌のうるおいを取り戻すアンチエイジング成分として注目されており、基礎化粧品によく含まれるようになりました。
さらに、最近の研究でメラニンの働きを止める作用が発見され、美白効果が期待されています。

保湿・収れん作用があるので、皮膚のコンディショニングや頭皮環境の改善が期待でき、多くの化粧品に使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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