トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル

学名 Caprylic/Capric Triglyceride
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、入浴剤

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとは?

ココナッツオイルから抽出されたカプリル酸・カプリン酸の混合脂肪酸とグリセリンのトリエステルです。

ココナッツオイルに含まれるカプリル酸とカプリン酸はともに中鎖脂肪酸です。
中鎖脂肪酸は炭素の結合数が8~10程度の脂肪酸で、長鎖脂肪酸のオリーブオイルやキャノーラ油の分子の約半分の長さです。
そのため分解されエネルギーになるのが早く、体内に蓄積されにくいという特徴があります。

カプリル酸は炭素結合数が8で抗菌作用が強く、菌が細胞膜組織に侵入するのを防ぐ働きがあり、バクテリアやカンジダ菌の治療に有効です。
カプリン酸はデカン酸とも呼ばれており、結合数が10で、こちらも高い抗菌性がありますが、主に口腔内の菌に効果が高い成分です。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは飽和中鎖脂肪酸を合成したものなので酸化しにくく、非常に安定性があるため、医薬品にも使用されています。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの安全性は?

ココナッツオイルから抽出されたもので、ベビーオイルにも使用される成分なので、安全性は高いです。
しかしナッツアレルギーがある場合、まれにココナッツに反応してしまうことがあります。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの役割は?

化粧品として使用される場合、粘りが少なく伸びやすいので、軽めの油剤として配合されます。
皮膚や髪の表面を薄く覆い、水分が逃げないよう保湿する閉塞剤としても使用されます。
刺激が少なく他の成分との親和性が高いため、エモリエント剤として非常に多くの化粧品に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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