バニリルブチルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

バニリルブチル

学名 VANILLYL BUTYL ETHER
用途・効果 血行促進
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 マッサージ料、ボディケア、リップケア、フットケア、リップグロス、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、頭皮ケア、入浴剤

バニリルブチルとは?

バニリルアルコールのブチルエーテルで、「4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジルアルコール」「バニリルブチルエーテル」とも呼ばれ、ラン科バニラ属のバニラビーンズから抽出される成分です。

バニリルアルコールはカプサイシンに似た構造をしていますが辛味はなく、血行促進作用によって熱を産生する働きがあります。
そのため脂肪燃焼やむくみ改善効果があるとして、エステなどで使用されています。

バニラビーンズは種子そのままではなく、何度もの発酵・乾燥を繰り返すことでようやく独特の香りが出て「バニラビーンズ」になります。
非常に手間がかかる工程が必要なので大変高価で、バニラエッセンスやバニラオイルと呼ばれるものの多くは人工香料を足したものです。
また、現在は化学的に合成することが可能になり、最高級のバニラエッセンスより香りが良いとされています。

バニリルブチルの安全性は?

カプサイシンと似た化学構造をしているため、刺激性があります。
そのため、肌が敏感な場合や炎症を起こしている部分には使用しないよう、注意が必要です。
また、バニラビーンズを作るには非常に手間がかかり高価なため、ほんの少量しか含まれていなかったり化学合成だったりする危険性がありますので、注意しましょう。

バニリルブチルの役割は?

少量でも香りが長く残るため、香料として添加されます。
また血行促進作用が長く続くことから、マッサージに使用するとむくみやセルライトの解消を効率的に行なうことができますし、入浴剤に配合すると身体が芯から温まります。
血行促進作用による頭皮環境の改善効果が期待できるので、育毛シャンプーや頭皮ケア、育毛剤などにも配合されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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