白髪染め・カラートリートメントの成分解説
ゼイン
学名 | Zein |
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用途・効果 | |
安全性 | A (安全性に信頼が持てる成分) |
よく使われる商品例 | 化粧下地、顔用日焼け止め、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング剤 |
ゼインとは?
ゼインはトウモロコシに含まれる非水溶性タンパク質を、エチルアルコールなどで抽出したものです。
穀粒からコーンスターチを製造する過程でできる副産物です。
多くはコーティング剤として使用され、医薬品やサプリメントの錠剤をコーティングすることで飲みやすくし、さらに酸化や湿気を防ぐことができます。
疎水性でシリコーンオイルと同等の粘着性や持続性があるので、ノンシリコンシャンプーなどにも使用されます。
ゼインの安全性は?
トウモロコシから抽出された自然な成分ですので、安全性は高いと考えられます。
トウモロコシアレルギーはない訳ではありませんが、非常にまれだとされています。
心配な場合はパッチテストを行ないましょう。
しかしトウモロコシは遺伝子組換された輸入物が多いので、その点が気になるのであれば、使用を控えましょう。
ゼインの役割は?
コーティング剤として髪のキューティクルを保護し、内部からタンパク質や水分が逃げださないようにしますから、枝毛や切れ毛を防ぎ、ハリやコシのある髪が期待できます。
疎水性があるので水をはじき、湿気があってもスタイリングが崩れにくくなります。
またシリコーンの代わりとして、指通りのよいサラサラな髪が目指せます。
カラートリートメントに配合すると、髪の表面に吸着した色素を上からコーティングするので、シャンプーしても落ちにくく、色を長く保つことができます。
また化粧下地や日焼け止めに配合することで、成分が汗で流れることなく長時間効果をキープできます。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。