ナツメ果実エキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ナツメ果実エキス

学名 Ziziphus Jujuba Fruit Extract
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、ボディソープ、化粧水、乳液、美容液、パック、化粧下地、日焼け止め、メイク落とし、ファンデーション、おしろい、口紅、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント

ナツメ果実エキスとは?

クロウメモドキ科のナツメ(棗)と近縁植物の果実から抽出されたエキスのことで、「タイソウ(大棗)エキス」とも呼ばれます。
タイソウエキスは漢方薬として強壮、鎮痛、利尿、腹痛などに古くから使用されてきました。
リンゴ酸、酒石酸塩、鉄、カルシウム、サポニンなどが含まれており、保湿、収れん、抗炎症作用があります。

ナツメ果実エキスの安全性は?

日本のほか中国、韓国、インドで古くから食用、薬用に使用されており、特にインドでは伝承医学アーユルヴェーダにも載っているほどです。

しかし2010年2月、日本薬局方製造のタイソウエキスは粘膜に使用されることのある化粧品には100g中5.0g以上の使用が認められないことになりました。
このタイソウエキスはエタノール水溶液で抽出したエキスのことで、アレルギーを引き起こす可能性があります。
日本薬局方以外のナツメ果実エキスには適用されませんが、同じ植物を使用しているだけに、アレルギーのある方は特に注意が必要でしょう。
また、中国からの輸入品に残量農薬が発見され、取り締まりを強化している成分でもありますので、配合されている場合は産地を確認したほうが安全です。

ナツメ果実エキスの役割は?

ナツメ果実エキスは「サイクリックAMP」という成分を含有しています。
これは肌細胞を活性化させ、本来の機能を高める働きがあるとされており、リンゴ酸のピーリング作用、酒石酸塩の収れん作用、サポニンの代謝促進作用と合わせて肌を若返らせる効果を生みます。
美容液やパック、アンチエイジング化粧品、ヘアケア製品などは、その効果を狙ったものが多くなっています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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