エタノールアミン の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

エタノールアミン (別名:MEA)

学名 2-Aminoethanol
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 ボディケア、ハンドケア、アイライナー、マスカラ、脱毛・除毛、トリートメント、ヘアカラー・白髪染め、パーマ液、スタイリング剤

エタノールアミン とは?

医薬部外品原料では「モノエタノールアミン」「MEA」と表示されることもある成分です。
アミノ基とヒドロキシ基を持った有機化合物で、アンモニア臭のあるアルカリ性の液体です。
酸化エチレンとアンモニアによって得られる成分で、体内に存在するリン脂質の成分でもあります。

睡眠導入剤や鎮痛剤、抗アレルギー薬の原料として古くから使用されています。
また、界面活性剤や乳化剤、防サビ剤、緩衝剤、中和剤などとして、医薬品や化粧品、工業製品などにも使われています。

美容の分野では、パーマ1剤に使用され、髪を柔らかくしてパーマ液の浸透を良くする作用があります。
また、二剤式ヘアカラーや白髪染めの1剤に、キューティクルを開くアルカリ剤としても配合されています。
揮発性がないので臭いが弱いのですが、髪に浸透すると残りやすく数週間キューティクルが開いたままになるので、髪へのダメージは大きくなります。

エタノールアミン の安全性は?

日本医薬品添加剤協会によると、この成分を吸入させる動物実験では、脱毛や肝臓、肺の異常が見られたという結果が出ています。
濃度によっては嘔吐や攻撃性、死亡例なども散見されます。
また、理美容師はパッチテストでこの成分に対し陽性反応を示すことが多いことがわかっています。
パーマや二剤式ヘアカラーの際に吸入しやすく、また頭皮・顔などにつきやすいため、注意が必要です。

エタノールアミン の役割は?

パーマ剤や二剤式ヘアカラー・白髪染めには、髪のタンパク質を変質させて薬剤を浸透させやすくするために配合されています。
また、酸性原料のpHを調整することで肌に近い弱酸性になり、刺激が少なくなるほか、製品の酸化や分離を防ぐ効果もあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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