変性アルコール の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

変性アルコール

学名 Alcohol Denat
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、マッサージ料、ピーリング、アイケア、ボディケア、ハンドケア、レッグケア、リップケア、入浴剤、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、アイシャドウ、マスカラ、マニキュア、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

変性アルコール とは?

変性アルコールとは無色透明で揮発性を持っている液体で、エタノールやメタノールなどの工業用アルコールに、メチルアルコールやベンゼン、臭気の強い物質などを入れたものです。
これは、飲むのに適さないようにすることで酒税がかからないようにするためで、作用としてはエタノールやメタノールとほぼ同じです。

変性アルコールには、アルコール事業法で決められた「政府所定変性アルコール」と「政府所定外変性アルコール」があり、変性させる成分が違います。
それぞれの変性成分には特徴があり、芳香性があるものや柔軟性を高めたりするものなど様々です。

しかし、現在は届け出をすることで普通の工業用アルコールを使えるようになったため、変性アルコールの利用は減ってきています。

アルコールには以下の作用があります。

・皮脂や汚れを落とす清浄作用
・殺菌・防腐効果
・肌を引き締める収れん効果
・熱を奪うことによるスーッとした清涼感
・成分を溶かし、均一に混ぜる可溶化
・成分の粘度を下げる減粘化

上の4つは良く知られていますが、水にも油にも溶けない成分や色素、香料などを溶かしたり、さらっとした感触を作り出したりするためにも使われます。
そのため、敏感肌用の化粧品にもよく配合されています。

変性アルコール の安全性は?

皮脂を取り去ってしまうため、乾燥肌や敏感肌の場合、肌荒れを起こすことがあります。
また、アルコール事業法によって決められた「政府所定変性アルコール」の変性成分には皮膚や粘膜に刺激を与えるものがあるので、注意が必要です。

変性アルコール の役割は?

様々な成分をよく溶かし、均一に混ぜる作用があるので、可溶剤として多くの化粧品に配合されています。
また、収れん効果を狙って脂性肌用化粧品や男性用化粧品に、汚れやメイク落としのためにふきとり化粧水にも多く使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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