テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル

学名 ASCORBYL TETRA-2-HEXYLDECANOATE
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、アイケア、ハンドケア、リップケア、制汗剤、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、脱毛・除毛、シャンプー、育毛剤

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル とは?

「VCIP」「VC-IP」の成分名で配合されることもある、ビタミンC誘導体です。
イソパルミチン酸とアスコルビル酸のテトラエステルで、「テトライソパルミチン酸アスコルビル」「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」「ビタミンCテトライソパルミテート」などの別名もあります。

ビタミンCは抗酸化作用が強く、さらにメラニン色素の生成を抑える美白作用がありますが、安定性が悪いというデメリットがあります。
そこで誘導体の形にすることでビタミンCの効能はそのままで安定化させ、肌へより浸透させてからビタミンCに変化するという作用を持たせています。

通常、ビタミンC誘導体は水溶性のものが多いのですが、水溶性は即効性はあるものの持続性がないことや刺激性があること、保存性が弱いことなどの欠点があります。
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルはビタミンC誘導体には珍しい油溶性で、効果が出るまでに少々時間がかかるものの持続性が高く、しかも刺激が少ないという特徴があります。
吸収率も水溶性の約30倍といわれており、高い効果が期待できます。

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル の安全性は?

水溶性に比べて肌への刺激が弱く、毒性もほとんどありません。
動物実験でも通常の摂取量では全く問題がないことがわかっており、安全性は高いといえます。
ただ、遺伝子組み換えされた輸入作物のトウモロコシやジャガイモから作られることが多いため、心配な場合はメーカーに問い合わせましょう。

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル の役割は?

肌の皮脂ととてもなじみやすく、皮膚内での作用が40時間以上続くとされているので、美白用化粧品やエイジングケアに使用されています。
ビタミンCの抗酸化作用や過剰皮脂抑制、新陳代謝促進作用があることから、育毛剤に配合すると頭皮の状態を改善することができ、育毛につながります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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