アボカド油の成分解説と安全性、役割

アボカドはメキシコや中央アメリカ原産の高木で、アボカド油は果肉から抽出されたオイルです。
皮を剥き、実を乾燥させて砕き粉末にしてから低温圧搾して抽出されます。
未精製のものは緑色ですが、ほとんどは精製され、薄い黄色です。

アボカドは世界一栄養価が高い果物として知られ、オレイン酸、ビタミンA・B群・C・E、銅、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛など各種ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
オレイン酸が豊富なのでコレステロール値を降下させ、カリウムがナトリウムを排出することから高血圧の予防になります。
その他生活習慣病の予防・改善効果が期待できます。

古くから食用に使用されており、安全性は高いと考えられます。
しかし、ラテックスアレルギーというゴムアレルギーの場合、分子構造が似ていることからアボカドに反応してしまうことがあります。
浸透性が高いので、使用する際は必ずパッチテストを行なうことをお勧めします。

有効成分が豊富で浸透力が高く保湿力もあるため、乾燥肌やダメージを受けた肌のケアに使用されます。
紫外線防止作用もあるとされ、日焼け止めや化粧下地にも配合されています。
髪の毛に塗布するとしっとりしてまとまりがよくなり、マッサージオイルとして頭皮に使用するとビタミンやミネラルが吸収され、頭皮環境の改善が期待できます。