ヒオウギ抽出液の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒオウギ抽出液

学名 Belamcanda Chinensis Root Extract
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、マッサージ料、ボディケア、アイケア、ハンドケア、化粧下地、顔用日焼け止め、シャンプー、育毛剤

ヒオウギ抽出液とは?

ヒオウギは「檜扇」「緋扇」と書き、平安時代に宮中で使用された檜扇と花の形が似ていることから名づけられました。
西日本や中国、台湾、インドに植生するアヤメ科の多年草ですが、花は午前中に開花し夕方にはしぼんでしまう一日花です。
ヒオウギ抽出液はヒオウギの根から抽出されたエキスで、漢方では根茎が古くから使用されてきました。

主成分はフラボン配糖体(イソフラボン)で、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあります。
エストロゲンには肌や髪のうるおいを守り、血管を強くし、コレステロールを減らすなどの作用があります。
そのため、女性ホルモンのバランスが乱れると肌荒れや血行不良が起こりやすくなったり、男性ホルモンの働きが強くなり皮脂が過剰に分泌されてニキビの原因となったりします。
ヒオウギ抽出液はホルモンのバランスを整えることで肌の水分量と脂分の量を調整し、保湿や血行促進作用によって若さを取り戻すことができます。

さらに、男性ホルモンの減少によって起こるAGA(男性型脱毛症)を阻止する作用もあるといわれています。
AGAの原因となる還元酵素5α-リダクターゼの生成を抑制する働きがあり、男性の薄毛や抜け毛の改善が期待できます。

ヒオウギ抽出液の安全性は?

漢方で古くから使われていたものなので、特に心配する必要はないでしょう。
これまでのところ、アレルギーなどの報告もないようです。

ヒオウギ抽出液の役割は?

保湿作用があり肌にうるおいを与えるので、乾性肌や敏感肌用の化粧品に添加されます。
女性ホルモンの減少による諸症状に効果があることから、最近はエイジングケア化粧品や女性用育毛剤に配合されるようになりました。
男性用育毛剤にも血行促進や皮膚バランスの調整、5α-リダクターゼ酵素の抑制によって発毛が期待できるとして、よく使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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