ベンザルコニウムクロリド の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ベンザルコニウムクロリド (別名:塩化ベンザルコニウム)

学名 Benzalkonium Chloride
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、美容液、保湿クリーム、パック、アイケア、ボディケア、ハンドケア、マスカラ、メイクリムーバー、シャンプー、トリートメント

ベンザルコニウムクロリド とは?

塩化ベンザルコニウムとも呼ばれる成分で、第4級アンモニウム塩型の陽イオン(カチオン)界面活性剤です。

界面活性剤の中でも陽イオン系は洗浄力があまりなく、主に殺菌・抗菌・消毒・帯電防止・柔軟・分散(成分を均一に混ぜる)のために使用されます。
ベンザルコニウムクロリドは殺菌を目的とする消毒用の逆性石けんの主成分として、広く使用されています。
また、洗剤の柔軟剤としても配合されています。

ベンザルコニウムクロリド の安全性は?

界面活性剤の中でも第4級アンモニウム塩型は刺激が強めです。
また、ベンザルコニウムクロリドは旧表示指定成分であり、「粘膜に使用されることがなく、洗い流さない化粧品」「粘膜に使用されることがある化粧品」には100g中0.05gという配合上限があり、毒性や刺激性があることがわかっています。
ヒトによるパッチテストでも、高い確率で炎症や水疱などが見られました。

そのため、シャンプーやトリートメントであれば特に問題はないものの、スキンケア製品やボディケア製品などすぐには洗い流さないものに配合されている場合は、使用の際に注意が必要です。

ベンザルコニウムクロリド の役割は?

化粧水やクリームなどには、肌の柔軟のために添加されています。
また殺菌・抗菌・防臭作用があることから、フケやかゆみ、悪臭を抑えることを目的にシャンプーに配合されます。
静電気防止のためにトリートメント剤に配合されることもあります。
さらにクレンジング剤やメイクアップリムーバーにも使われ、汚れを落として肌を殺菌し、さらに柔軟性を保ちます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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