エビネ抽出エキス の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

エビネ抽出エキス

学名 Calanthe Discolor Extract
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 育毛剤

エビネ抽出エキス とは?

エビネ(海老根)はラン科エビネ属の多年草で、日本、韓国、中国に植生しています。
主に園芸用として育てられていますが、中国では「蝦脊蘭」、根の部分は「九子連還草」と呼ばれ、血行促進作用や解毒作用のある生薬として古くから使用されてきました。
また、日本でも伊勢地方では婦人病薬としてよく知られていました。

エビネには皮脂を保護し、フケを抑える作用があるとされています。
特有成分のカラントサイド、グルコインディカンやトリプタントリンが含まれており、これらには血行促進作用や抗炎症作用があります。
育毛剤に配合し頭皮に直接塗布することで、血液が届きにくい頭皮に栄養が届きやすくなります。
エビネエキスの効能成分は世界13か国で特許を取得しており、血流促進作用が認められています。

また紫外線やシャンプーなどで炎症を起こしやすい頭皮を保護し、フケの発生を抑えます。
シミを作る原因となるチロシナーゼ酵素の働きを抑制する作用もあるといわれています。

エビネ抽出エキス の安全性は?

生薬として古くから使われて来た成分なので、毒性は低いと考えられます。
まれにエビネ抽出エキスを配合してある育毛剤でかゆみや発赤、かぶれを起こす場合がありますが、エビネが原因となっているかどうかはわかっていません。
ただ、ラン科の植物の中には花粉症を引き起こす可能性があるものが見つかっているので、植物アレルギーがある場合は一応注意しましょう。

エビネ抽出エキス の役割は?

抗炎症作用があることから、過剰皮脂や紫外線による炎症、シャンプーやスタイリング剤の洗い残しによる雑菌の繁殖などから頭皮を守ってくれる効果が期待できます。
また、血行促進作用があるので、髪を作る毛母細胞に栄養が届きやすくなり、発毛や育毛作用を促進することを目的に、育毛剤に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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