キトサンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

キトサン

学名 CHITOSAN
用途・効果 健康効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 サプリメント、健康食品全般、人工皮膚の素材、化粧品

キトサンとは?

キトサンは、カニやエビなどの甲羅、イカなどの軟骨部分などに存在するキチンから精製される不溶性食物繊維です。
キチンはそのままの状態では体内に消化・吸収することができないため、体内で活用するには胃酸に溶けるキトサンと呼ばれる物質に加工する必要があります。
また、キチンからキトンに加工する上で多少のキチンが残ってしまうことから、キチン・キトサンとも呼ばれています。
キチンは火傷などを綺麗に治す創傷被覆剤としても商品化されており、キトサンも抗菌防臭繊維として下着などの衣類ほか、多様な効果から食品や化粧品、ヘアケア製品などに活用されています。
食品としては、厚生労働省が許可した保健機能食品のうち、個別に審査・許可される特定保健用食品(トクホ)にも認定されています。解毒作用、細胞の活性化、抗菌作用、善玉菌の繁殖促進、血管の老化防止などの効果に期待がもてる成分です。

キトサンの安全性は?

カニやエビなどの甲殻類アレルギーのある方は使用に注意が必要です。
また、サプリメントなど健康食品として摂取する場合は、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収を妨げることがありますので、ビタミン不足にならないよう気を付けましょう。
医療製品や衣類などの繊維としても活用される素材ですので、肌に使用する上でも安全性は高いと言えます。

キトサンの役割は?

多くの健康効果が認められており、血液中の悪玉コレステロールを低下させることで動脈硬化を改善・予防することや、余分な塩分やコレステロールを体外に排出することで高血圧を改善させること、血糖値を正常に戻したり肥満の原因である脂質の吸収を抑えることで糖尿病や肥満の解消することなど、様々に役立てられます。
また、ヒアルロン酸のような働きも持つことから、化粧水やクリーム、乳液といった基礎化粧品にも採用される成分です。その効果は、細菌の繁殖を防ぐことや傷口の治癒にも役立てられることから、人工皮膚や手術の傷口を縫い合わせる糸といった医療製品にも用いられています。
他にも潤いを与えることから、石鹸や入浴剤、スタイリング剤や白髪染めといったヘアケア製品にも活用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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