コロイド性白金 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

コロイド性白金

学名 Colloidal Platinum
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 クレンジング、美容液、オールインワン、パック、化粧下地、ファンデーション、パウダー、チーク、リップグロス、アイライナー、シャンプー、コンディショナー

コロイド性白金 とは?

白金とはプラチナのことで、プラチナをナノ化し、液体に溶かしたものをコロイド性白金、あるいは白金(プラチナ)ナノコロイドといいます。
2005年、東京大学大学院で開発された成分です。

白金は非常に酸化しにくく、かつ溶けにくい性質があり、宝飾や通貨として古くから使用されてきました。
近年は耐久性の高さから自動車の様々な部分に使用されたり、燃料電池として利用されたりしています。
また、医療分野では抗がん剤の成分としても使われています。

そんな白金をナノ化したコロイド性白金は高い抗酸化力と抗菌作用があり、しかも体内に留まっている約26時間この作用は衰えず、その後排出されます。
その効能によって活性酸素を除去し、細胞を活性化させることで生活習慣病の予防効果や肌と髪の健康を守る効果があるとされています。

コロイド性白金 の安全性は?

コロイド性白金は厚生労働省から食品添加物の認可を得ている成分であり、安全性は高いといえます。
また、抗酸化作用についても広く知られており、サプリメントや化粧品成分として使用されています。

しかし、現在のところこの成分は有効性についてのデータが不足しており、研究発表もほとんど日本のみです。
そのため、一部では活性酸素を除去する効果はない、という意見もあり、あまり過大な期待はしないほうが良いでしょう。

また、白金には純度があり、純度が低いほど他の金属が含まれています。
そのため、金属アレルギーの場合は注意が必要です。
さらに、摂取した場合は一時的ですが肝臓障害を起こす場合があるため、使用の際には体内に入り込まないよう注意しましょう。

もう一つ、最近はアブラナ科のシロガラシやコショウソウから合成する方法が開発されています。
これらの植物が地中の白金を取り込む作用があるためですが、アブラナ科の植物はアレルゲンとなります。
菜の花やブロッコリーなどにアレルギーがある人は、念のためパッチテストで確認してから使用したほうが良いでしょう。

コロイド性白金 の役割は?

コロイド性白金の効能・効果を謳っていない化粧品には、酸化防止剤や防カビ・抗菌剤として配合されています。
それ以外では、光を散乱することで発色を良くする効果を狙って、ファンデーションなどのメイクアップ製品に添加されています。

なお、コロイド性白金の抗酸化作用や保湿効果を謳い、配合しているヘアケア製品などもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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