DME の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

DME

学名 Dimethyl Ether
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧下地、化粧水、美容液、オールインワン、ボディケア、フットケア、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、香水、ファンデーション、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー・白髪染め・一時染毛料(ムース)、スタイリング剤

DME とは?

ジメチルエーテル(dimethyl ether)の略で、主にスプレー剤に添加され、噴射剤として使用される成分です。
天然ガスや石炭、太陽光発電による水素、炭素と水素を含む物質などから合成できる無色無臭の気体で、加圧すると液体に変化することから、スプレー用の噴射剤として塗料、農薬、化粧品によく使用されています。

これまで、スプレー式化粧品にはLPGや窒素などが配合されていましたが、LPGは石油から合成されるため、原油価格高騰に伴って安価で容易に製造できるDMEが使われるようになってきました。

なお、この成分自体には肌に何らかの効果を与える作用はありません。

DME の安全性は?

現在のところ、DMEによる障害などは挙げられていません。
ガスを吸入した場合の急性毒性はなく、臓器や全身に対しても有害性はないとされています。
ただし、若干の麻酔作用があるため、密室で使用すると眠気やめまいが起こることがあります。
その場合は、新鮮な空気のある所で休めば回復しますが、気分が悪くなった場合は病院を受診しましょう。
また、可燃性なので火のそばで扱わないよう注意が必要です。

DME の役割は?

スプレー剤に添加され、加圧ガスとして液体を噴射させるために添加されます。
原液にエタノールが含まれている場合、何もしなくてもDMEはよく溶けるので、容器を振らなくても使用できるという特徴があります。
ガスが先になくなってしまう現象が起こりにくいため、製品を無駄にすることがありません。
ムース状で出てくるクレンジングやシャンプー、ヘアカラーなどによく使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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