エデト酸塩の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

エデト酸塩

学名
用途・効果
安全性 ()
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、ハンドケア、アイケア、デオドラント・制汗剤、オールインワン、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、シャンプー、リンスインシャンプー、ヘアカラー・白髪染め、ブリーチ剤、頭皮ケア

医薬部外品ではなく化粧品成分としてファンデーション、パウダー、マスカラ、アイライナーなどのメイクアップ商品にも配合されています。

エデト酸塩とは?

エデト酸塩は、「エチレンジアミン四酢酸ナトリウム」「エデト酸四ナトリウム」「EDTA-4Na」などと書かれる、エデト酸(エチレンジアミン四酢酸)の四ナトリウム塩で、医薬部外品添加物です。

エデト酸(EDTA)は強力なキレート剤(金属封鎖剤)としてよく使用されています。
キレート剤とは、成分に含まれる金属イオンが効果を妨げたり、酸化を促進したりするのを防ぐための成分で、金属イオンを挟み込んで活性化させないようにする働きがあります。
この働きによって、透明な化粧品がカルシウムイオンによって濁ったり、油性成分が酸化や変色によって劣化したりするのを防いでいます。

エデト酸塩の安全性は?

日本化学物質安全・情報センターによると、皮膚吸収は約0.001%と非常に少なく、しかも代謝されずに尿から排出されることがわかっています。

しかし、動物実験では目への刺激や胎仔毒性、催奇形性などの可能性が明らかになっており、さらに、DNA損傷による遺伝毒性に関してはまだ明確な結果が出ていません。
薬事法では必ず成分名を表記しなければいけない指定成分になっており、配合量にも規定があることから、安全性が高いとは言い切れない成分です。

エデト酸塩の役割は?

成分が沈殿しないようにし、化粧品を安定させ、透明度を高める作用があるため、多くの化粧品に配合されています。
さらに成分の酸化を防ぐことから、酸化防止剤として使用されることもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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