白髪染め・カラートリートメントの成分解説
エチルパラベン (別名:パラオキシ安息香酸エチル)
学名 | Ethylparaben |
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用途・効果 | |
安全性 | C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、マッサージ料、ピーリング、アイケア、ボディケア、ハンドケア、フットケア、リップケア、ネイルケア、メイクリムーバー、入浴剤、制汗剤、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、アイシャドウ、マスカラ、マニキュア、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア |
エチルパラベン とは?
パラオキシ安息香酸エチルともいい、油溶性防腐剤のパラベンの一種です。
多くの微生物に対して抗菌力があり、多くの化粧品に配合されています。
「パラベン」と呼ばれる成分の多くは、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンのどれかです。
この順番に抗菌力が強くなっていき、ブチルパラベンは抗菌力は最も強いが、刺激も非常に強いといわれています。
また、メチルパラベンは最も安全性が高いのですが、その分抗菌力が弱く、この成分だけでは防げない菌があるため、エチルパラベン又はプロピルパラベンと併用することが多いです。
他の防腐剤と比べて少量で効果があるので、現在もよく使用されています。
エチルパラベン の安全性は?
パラベンは旧表示指定成分で、アレルギーを引き起こす可能性があることから、配合量は1%以下とされています。
そのため危険性がないとはいえませんが、最近はどのメーカーもパラベン類すべてを合わせても0.05%未満のものがほとんどなので、それほど心配はないでしょう。
なお、最近パラベンの代替品として使用されているフェノキシエタノールや安息香酸などは、むしろパラベンより毒性が強いともいわれています。
エチルパラベン の役割は?
刺激が比較的弱く、しかも多くの微生物を殺菌するので、多くの化粧品に配合されています。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。