油溶性マサキエキス の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

油溶性マサキエキス

学名 Euonymus japonicus
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 育毛剤

油溶性マサキエキス とは?

マサキ(柾)はニシキギ科の樹木で、日本、中国、朝鮮半島の海岸付近の林に分布しています。
樹高が3~5メートルになり、耐寒性があり、潮風や大気汚染にも強く育てやすいことから生垣によく用いられてきました。
樹皮は利尿や強壮剤として内服されることもあり、葉から採れるエキスは油剤として肌を滑らかにする作用があります。

2000年に行われた第73回日本生化学会大会で、マサキエキスに含まれているフリーデリンという成分に血管を新生する作用があることが発表されました。
血管内皮細胞がフリーデリンによって血管内を自由に移動することができるようになり、細胞が集まって空洞を作る管腔形成を促進する結果、新しい血管を作る作用があるというものです。
この作用が頭皮の血行を促進する効果につながるとして、育毛剤に配合されています。

油溶性マサキエキス の安全性は?

マサキの葉のエキスは安全性が高いとされています。
しかしフリーデリンに関してはほとんど研究されていなかった成分であり、現在のところ毒性はほぼないとされていますが、今後の研究によって別の結果が出る可能性があります。

油溶性マサキエキス の役割は?

葉のエキスはエモリエント剤やヘアコンディショニング剤として使用されます。
また、フリーデリンの血管新生促進作用が頭皮の毛細血管を増やすと血行が良くなり、栄養素が十分細胞に届くことから発毛・育毛を助ける可能性があるため、この成分を配合している育毛剤もあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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