ウンデシレン酸グリセリルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ウンデシレン酸グリセリル

学名 Glyceryl Undecylenate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、ピーリング、ボディケア、アイケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、スタイリング剤

ウンデシレン酸グリセリルとは?

ヒマシ油由来の脂肪酸ウンデシレン酸とグリセリンのモノエステルで、エモリエント剤や抗菌剤としてよく使用されている成分です。
油と水など本来混ざらない成分を均一化する、植物由来の合成界面活性剤の一種です。

ウンデシレン酸は汗などにも含まれる成分で、主にトウダイグサ科トウゴマの種子から採れるヒマシ油から抽出されています。
ヒマシ油は古くから下剤などとして欧米で使用されていますが、近年その抗菌性・抗炎症性の高さが知られるようになり、スキンケア、ヘアケア、塗布薬などとして使用されています。

ウンデシレン酸グリセリルの安全性は?

完全に無害とはいえませんが、汗や涙にも含まれている成分なので毒性はほとんどないとされています。
また、パラベンより少量で同様かそれ以上の抗菌性があります。
メチルパラベンと比較すると、大腸菌は約6分の1、酵母菌とカビは1.6分の1の量で充分な力を発揮します。
界面活性剤の中では最も刺激性の弱いノニオン(非イオン)系に属するので、普通肌~オイリー肌の場合は特に心配する必要はありません。
しかし界面活性剤に敏感な乾燥肌や敏感肌の場合はトラブルが起こる可能性もありますので、パッチテストで確認してから使用すると良いでしょう。

ウンデシレン酸グリセリルの役割は?

抗菌・抗真菌作用があるので、頭皮の皮脂過剰によるマラセチア菌繁殖を抑えることが期待できます。
また、この成分を配合することで刺激性の強い防腐剤の量を減らすことができます。
有効成分を乳化させることで成分の偏りをなくす作用があり、しかも抗菌性が高いので自然派化粧品にもよく配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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