グリチルリチン酸ジカリウムの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

グリチルリチン酸ジカリウム

学名
用途・効果
安全性 ()
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、制汗剤、ハンドケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、オールインワン、ファンデーション、パウダー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー・白髪染め、頭皮ケア

グリチルリチン酸ジカリウムとは?

グリチルリチン酸ジカリウムは医薬部外品成分の一つで、グリチルリチン酸とカリウムの塩です。
グリチルリチン酸2Kと表示されることもあります。
一般の化粧品にはカンゾウエキスなどと表示されており、漢方に使用されるマメ科の甘草の根や茎から抽出した成分です。
甘草は欧米ではリコリスと呼ばれ、4000年以上前から薬用に使用されていました。
日本でも古くから漢方薬、外用薬などの医薬品のほか、グリチルリチン酸に甘みがあることから調味料や甘味料として使われてきました。

グリチルリチン酸ジカリウムはグリチルリチン酸の水溶性を高めたもので、非常に高い抗炎症作用がありながら、刺激が少ないという特徴があります。
また抗アレルギー作用があり、痒みの原因となるヒスタミンが肥満細胞から放出されるのを抑制する働きが認められています。

グリチルリチン酸ジカリウムの安全性は?

刺激は少ないものの、使用量に規定があります。
粘膜に使用しない化粧品のうち洗い流すものには100g中0.8g、洗い流さないものには0.5gまで、粘膜に使用する化粧品には0.2g以内となっています。
これは、グリチルリチン酸ジカリウムの化学式がステロイドに似ているため、長期間の使用によってステロイド使用時と同様の副作用が現れることがあるからです。
また、長期使用によってホルモン分泌作用が抑制されたり肝臓・腎臓に障害が起こったりすることがあります。
規定内の量であれば問題はありませんが、すでにステロイドを使用している場合は医師に確認するようにしましょう。

グリチルリチン酸ジカリウムの役割は?

抗炎症作用があるので、頭皮環境の改善のためにヘアケア製品に多く配合されています。
またニキビケアや脂性肌用の化粧品に使用され、炎症を抑えながら乾燥も防いでくれます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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