HC染料の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

HC染料

学名 HC
用途・効果 着色料
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 カラーリングシャンプー、ヘアカラートリートメント

HC染料とは?

染毛料の一つで、永久染毛剤のヘアカラーではなく、半永久染毛剤のヘアカラートリートメントに使用されている染料です。
HCとはHair Colorのことで、2001年から化粧品への配合が認められるようになりました。
成分表にHC青2、HC黄2などと書かれています。

ヘアカラーに使用される酸化染料は、まずアルカリ剤でキューティクルを開き、脱色剤によってメラニン色素を破壊した髪に色をつけるものです。
それに対し、HC染料はキューティクルを開かず、脱色剤も使用せずに髪を染めるための成分です。
分子が小さいためキューティクルを開かなくても隙間から入り込み、定着します。
しかし吸着力が弱いためこれだけだと色が抜けやすいので、塩基性染料という髪の表面に吸着する染料と併せて使用されることがほとんどです。
色数は多いのですが、元の髪より明るく染めることができないことと、色持ちが2~3週間程度なのがデメリットです。
また、傷んだ髪ほど染まりやすいのですが、傷んだ髪はキューティクルが開いているため染料が抜けるのも早くなります。

HC染料の安全性は?

HC染料は中性~弱アルカリ性なので、弱酸性の皮膚に使用すると若干は刺激となります。
酸性染料ほど皮膚への吸着力がないので、よくシャンプーすれば落ちますが、シャンプー後に使用する場合はお湯で洗い流すだけなので、かゆみなどを感じることがあります。
しかし現在のところHC染料や塩基性染料より刺激が少ない合成染料はないとされています。

HC染料の役割は?

髪や地肌を傷めることが少なく、自然な色合いに染めることができます。
ヘアカラーのように完全に染めることはできませんが、シャンプーごとに少しずつ褪色するので、伸びて来た白髪との境ができにくいというメリットがあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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