ヘマチン の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヘマチン

学名 Hematin
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

ヘマチン とは?

ヘマチンは血中のヘモグロビンを分離して合成される、有機鉄錯化合物です。
血液に含まれるヘマチンはグロビンという成分と結合した状態で存在しています。
髪や皮膚のケラチンタンパク質はグロビンと似ているため、ヘマチンを髪に使用するとケラチンと結合し、髪にハリやコシを与えるとされています。

また、ヘマチンには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制して髪のダメージを軽減します。
頭皮ケアに使用すると毛母細胞やメラノサイト細胞の老化を防ぎ、抜け毛や白髪を予防し、育毛効果が期待できます。

さらに、パーマやカラーリングの際に使用されるアルカリ剤を除去する作用もあります。
アルカリ剤はキューティクルを開く働きがあり、2~4週間髪に残留します。
そのため、キューティクルが剥がれやすくなり、髪のダメージにつながるのです。
ヘマチンを使用することでアルカリ剤が抜けやすくなり、ダメージを回避することができます。

その他、抗ケーキング剤としても使用されます。
製造中や使用中に成分が固まったり粘性を帯びたりするのを防いでくれます。

ヘマチンは髪のケラチンと結合するためシャンプーしても落ちず、作用が持続します。

ヘマチン の安全性は?

元の成分が血液ですから、安全性は高いと考えられます。
しかし、化粧品に多く使用され始めたのは2011年以降とまだ新しい成分のため、データによる安全性がわかっていません。
皮膚が弱い人は最初はコンディショナーやトリートメントなど、頭皮につかない製品で確かめることをお勧めします。

ヘマチン の役割は?

元々の配合目的は「抗ケーキング剤」とされていますが、実際には髪の毛のダメージを抑えたり、ハリやコシを与えたりすることを目的に、ヘアケア製品や頭皮ケア製品に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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