ヒノキチオール の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒノキチオール

学名 Hinokitiol
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、ピーリング、アイケア、ボディケア、ハンドケア、入浴剤、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、チーク、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、育毛剤

ヒノキチオール とは?

ヒノキチオールは日本人によってタイワンヒノキから発見された芳香族化合物で、樹皮から採れる成分です。
世界で初めて発見された七角形の分子構造を持った化合物で、ヒバや米杉にも含まれていますが、日本ヒノキにはほとんど含まれていません。
日本では主に青森ヒバから分離して製造されますが、合成する方法もあります。
白~薄黄色の結晶で、アルコールによく溶けます。

樹皮から採れる液は強い殺菌・抗菌性があり、古くからケガの際に塗っていました。
また消炎作用や皮膚浸透作用、メラニンを作るチロシナーゼ酵素の働きを阻害する作用、毛母細胞を活性化させる作用などがあります。

ヒノキチオール の安全性は?

配合量に規定があり、粘膜に使用せず洗い流さないものには100g中0.1g、粘膜に使用するものには100g中0.05gまでとなっています。
発がん性や催奇性があるとの報告によるものと考えられますが、実際には発がん性のデータはなく、催奇性に関してもラットに体重の20%という大量投与したデータだけで、ヒトに関する副作用の報告はないようです。
しかしそれでも心配な場合、特に妊娠中は医師に確認したほうが安心です。

ヒノキチオール の役割は?

強い殺菌・抗菌性があることから、自然派化粧品などに防腐剤として配合されます。
また、ニキビケアや日焼け止め用化粧品、美白用化粧品に使用すると、炎症を抑える働きがあり、シミを防ぎます。

最近は育毛効果も注目を浴びています。
髪を育てる毛母細胞を活性化し、さらに抗菌作用があるので頭皮の雑菌繁殖を防ぐため、育毛シャンプーや育毛剤に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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