大豆たん白水解物 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

大豆たん白水解物

学名 HYDROLYZED SOY PROTEIN
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ヘアカラー・白髪染め、頭皮ケア、育毛剤

大豆たん白水解物 とは?

正式な成分名を「大豆たん白加水分解物」といい、医薬部外品原料として使用される成分です。
大豆のタンパク質を加水分解したもので、微生物の酵素で分解する方法、塩酸を添加して分解する方法、熱水で時間をかけて分解する方法があります。
タンパク質には多くのアミノ酸が含まれているため、旨味調味料としてよく使用されます。

医薬部外品や薬用化粧品には育毛シャンプーや育毛剤、ヘアカラーなどに使用されます。
これは、大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするからです。
エストロゲンには健康な髪を維持する作用があるため、大豆たん白水解物は女性の育毛に作用すると考えられています。

一般の化粧品に配合される時は「加水分解ダイズタンパク」と表記されます。
脱脂した大豆を酵素で加水分解したものが多く、保湿作用や乳化安定力があるので、基礎化粧品に多く使用されています。

大豆たん白水解物 の安全性は?

日本アミノ酸液工業会によると、塩酸によって分解されたものは、若干の発がん性物質を生成する可能性がありますが、微量などで健康上の問題はないとのことです。
しかし大豆はアレルゲンの一種なので、大豆アレルギーがある場合は使用前にパッチテストで確認したほうが良いでしょう。

大豆たん白水解物 の役割は?

大豆たん白水解物として配合される場合、エストロゲン不足によって薄毛や脱毛になっている状態を改善するために、育毛シャンプーや育毛剤に使用されることが多いです。
また、保水力が高く肌の乾燥を防ぐ効果が期待できる上に、成分を乳化させて使用感をよくするので、基礎化粧品にも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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