ヒドロキシプロピルシクロデキストリン の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン (別名:ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)

学名 Hydroxypropyl Cyclodextrin
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、マッサージ料、アイケア、ボディケア、ハンドケア、フットケア、リップケア、ネイルケア、入浴剤、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、アイブロウ、マスカラ、香水、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン とは?

医薬部外品ではヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンと表示される成分で、シクロデキストリンの誘導体です。
シクロデキストリンは環状オリゴ糖とも呼ばれ、じゃがいもやとうもろこしのデンプンから作られた食物繊維の多い水溶性の成分です。

ヒドロキシプロピルシクロデキストリンはシクロデキストリンの水溶性を更に高め、油の分子を包み込むことで油性成分と水性成分を乳化し、安定させる作用があります。
さらに水の中に含まれるミネラルによって成分が変質したり別の作用を持ったりしないよう、ミネラルを封鎖するキレート剤としても働きます。

また、シクロデキストリン(サイクロデキストリン)はファブリーズの消臭成分であり、ヒドロキシプロピルシクロデキストリンにも同様に消臭作用があります。
しかし量が少ない場合は消臭効果を期待することはできないので、制汗剤に配合されていても主成分でない場合は、成分の乳化安定のためと考えられます。

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン の安全性は?

医薬品にも使用されている成分で、植物由来なので安全性は高いと考えられます。
ただし、原料のじゃがいもやとうもろこしは輸入されていることも少なくないため、残留農薬が気になるところです。

ヒドロキシプロピルシクロデキストリン の役割は?

油性成分と水性成分をムラなく混ぜる乳化剤として、また成分が金属イオンで変質しないようキレート剤として、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、ヘアケア製品などに幅広く使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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