ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒドロキシプロピルデンプンリン酸

学名 Hydroxypropyl Starch Phosphate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、ピーリング、アイケア、ボディケア、ハンドケア、顔用・ボディ用日焼け止め、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 とは?

プロピレングリコールをエステル化したもので、デンプンとリン酸が結合したものです。
増量剤、増粘剤、乳化剤、泡質改善剤、毛髪コンディショニング剤などとして配合されている、一種の合成ポリマーです。

ポリマーなのでコーティング作用があり、肌や髪の手触りを向上させます。
また、泡立ちが少なめなアミノ酸系などの洗浄剤に配合され、泡立ちを良くする効果もあります。

さらに、油性成分を安定させることができるので、オイルを添加した製品にもよく使用され、肌や髪を乾燥から守り、しっとりさせる作用があります。
また、耐塩性があり、べたつきを少なくしています。
耐塩性の「塩」とは「しお」ではなく、ビタミンC(アスコルビン酸塩)などのことで、美容効果が高いものの時間とともにべたつくという性質があります。
ヒドロキシプロピルデンプンリン酸を添加することで、使用時にはクリーミー感を持たせながら、時間が経ってもべたつかない製品にすることができます。

ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 の安全性は?

一種のコーンスターチと考えれば良く、安全性は高いと考えられます。
しかし吸着力が強いため、肌に密着すると毛穴に入り込んだり、炎症を起こしやすくなったりするといわれています。
肌に使用する場合は、この成分が配合されていない洗顔料でしっかりクレンジングするようにしましょう。

ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 の役割は?

油性成分と水性成分を混ぜる乳化剤として、洗顔剤やシャンプー、リンス、トリートメント、スタイリング剤などに使用されます。
さらに、クリーミー感を出し使用感を向上させるために、乳液やクリームなどにもよく配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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