クチナシ果実エキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

クチナシ果実エキス

学名 GARDENIA JASMINOIDES FRUIT EXTRACT
用途・効果 消炎作用、鎮静作用、保湿作用
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、化粧下地、ファンデーション、パウダー、アイブロウ、シャンプー、カラートリートメント、一時染毛料、ヘアスタイリング

クチナシ果実エキスとは?

クチナシはアカネ科の常緑低木で、日本のほか中国や台湾などに植生する植物です。
10~11月頃にできる果実から採れたエキスがクチナシ果実エキスで、そこから採れる黄・赤・青の染料は食用として現在も使用されています。

この染料となるのがクロシンという色素配糖体で、クロシンは大脳に作用し、記憶障害に効果があるといわれており、マウスによる実験ではクロシンの摂取量が多いほど障害が改善されています。
また、同様に糖尿病による神経障害にも効果が見られ、現在も研究が進められています。
また、クロシン分子の中にあるクロセチンという成分は眼精疲労や血行不良、睡眠障害を緩和させるといわれています。

クチナシ果実エキスはメラノサイトの増殖を抑制する働きがあるとされ、美白効果が期待できます。
また、乾燥させた果実は山梔子(さんしし)と呼ばれる漢方生薬で、消炎、止血、解熱、鎮静薬として配合されています。

クチナシ果実エキスの安全性は?

昔から料理や生地の染料として使用されてきたものですから、経口でも塗布でも安全度は高いと考えられます。
しかしアレルギーの報告がない訳ではないので、植物アレルギーがある場合は注意してください。
また漢方では下痢を引き起こす可能性があり、さらに最近になって山梔子の成分のゲニポシドによって腸間膜製脈硬化症が発症する危険があることがわかりました。
漢方薬で山梔子と書かれていたら気をつけるようにしましょう。

クチナシ果実エキスの役割は?

成分のクロシンに抗酸化作用があるので、エイジングケアに効果が期待できます。
また、紫外線によってメラニン色素が増えるのを食い止める働きがあることから、美白化粧品に活用されています。
消炎作用があるので、ニキビケアにも向いています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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